ポルトガル北部の都市「ブラガ」が2021年度の    ヨーロッパ・ベスト・デスティネーション(ヨーロッパで最も訪問すべき街)に選ばれる!

ブラガ・ボンジェズス

コロナ禍で、なかなか穏やかな話題が少ない中、ある一種の「希望」を与える話題として、ポルトガルメディア各局が報じたのが、「ベストデスティネーション」受賞の話題。

ヨーロッパの文化と観光を促進するために作られた機関(本拠地はブリュッセル)が、   オンライン投票で「最も訪問するべき街」を決定するというもので、投票自体は世界中どこからでも可能(2012年、2014年、そして2017年ともポルト市が選ばれたが、得票数の中で、アフガニスタンやイラクなどからも投票があった)。

リスボンは政治の街、ポルトは経済の街、そしてブラガは信仰の街として紹介されることもあるポルトガル。その名の通り、ブラガにはBOM JESUS(ボン・ジェズス)という「聖域」が建造物と自然が見事に調和し、訪問者を迎えている。「神のいる場所に近づく階段」とされる「五感の階段」は577段ある(階段の側に、ケーブルカーもあります)。

ケーブルカー前

「真の自分と向き合うため」に、巡礼に来る訪問者はヨーロッパのみならず、世界中から来訪している。

五感の階段

スペインで大規模な暴動。原因は「表現の自由」と  「王室」

スペインの国旗

スペインで2日連続でデモが続いている。デモの発端はスペイン人ラッパーのパブロ・ハセル氏がスペイン警察当局からの出頭に応じず、禁固刑から逃れるため、2021年2月15日からスペインのカタルーニャ州にある大学で「籠城」していたが、警官隊により逮捕されたことによるもの。

罪状は王室への侮辱・不敬罪およびテロ行為美化罪であり、自身のツイッターの投稿や作曲した歌に対するもの。逮捕直後からバルセロナなどのカタルーニャ州の各地でデモや暴動が発生し、警官隊が出動し、事態の沈静化を図っていたが、その規模は今や首都マドリッドにも波及している。

ポルトガルのメディアも各局・各紙でこの状況を報じており、抗議する人々による投石行為(石畳から外した石など)や市内のゴミ箱や駐車しているバイクへの放火も発生し、現地報道によれば、怪我人は55人以上(その内警官隊に出た負傷者は25名)に達しており、    バルセロナの主要大通りは、警官隊とデモ隊による抗争が一時的に激化した。投石は市中の店舗や一般車両にも及んでいた。現地警察や市長も、平和的な行動を呼びかけている。

スペイン王室も世代交代を迎えたが、前国王のフアン・カルロス1世の不正資金スキャンダルなどをラッパーが政治的に風刺した曲調になっている。ソーシャルメディアの声としては、「釈放」を求める声、そして、「楽曲に対する検閲は許されるべきではない」との声が多い。スペイン政府としても、罪状による禁固刑9ヶ月という、罪の重さを改善する余地があるという姿勢を出しており、沈静化を図りたい狙いがあるとされている。

「今までどれだけ金を奪ってきたんだ?有事の時、必要な時には金がないと言うが・・・」といったフレーズから曲は始まる(前国王のインタビュー動画から動画は始まる)。

パブロ・ハセル氏の楽曲

非常事態宣言の延長(3月1日まで)が決定。     ポルトガルで今できること、できないこと。

リスボン市のメトロ(去年のロックダウン時)

感染者数は減少傾向が続き、病院の逼迫状況も軽減されつつあるものの、         急激な規制緩和は無く、油断は大敵との姿勢崩さず。

ポルトガルで今できること、できないことは以下の通りです。

自宅待機は義務。しかし、以下の場合を除きます。

⓵ 食料品および日常生活に欠かせない物品の購入のための外出。

②:労働目的の外出。

③:「健康的な運動」目的のための外出(つまり、短時間および居住地周辺のみに限る)。

④:労働目的の外出に関し、在宅勤務ではなく、通勤あるいは出社などが必要な場合、雇用者が発行した(作成した)宣言書を携行しなくてはならない。(〇〇の仕事のために、〇〇へ外出する必要性があることを示すため)

⑤:他の自治体間での移動の禁止(週末のみ)。しかし、健康上の理由(治療・診察など)や就労目的(雇用者の宣言書の携行義務)、親権行使の場合を除きます。

⑥:生活必需品(食品など)の小売店(スーパーマーケット含む)は、継続的に営業が許可されています。今回の非常事態宣言延長では、本(教育書も含む)の小売店での販売も認められています。(本屋さんは店舗営業が認められていませんので、オンラインでの販売および配達に留まります・・・)

⑦:飲食店の店頭や近隣で待機あるいは留まること、そしてアルコールやコーヒーなどの  飲料の消費や販売は禁止されています(あくまでも店頭での販売に限ります。また、20時以降はアルコール飲料の販売・配達は禁止されています)。

⑧:飲食店に属さない、他の業種(本屋など)の店頭販売は禁止されています。

⑨:大型ショッピングモール内の飲食店の営業停止(デリバリーも含む)。

⑩:ディスカウントなどのキャンペーンの禁止(安売りなどで、店舗内に「密」の環境を作らないため)。

⑪:家具、インテリア装飾品、家庭用の繊維製品、ゲームやその他の玩具、スポーツ用品、アウトドア用品、旅行用品、アパレル(靴やアクセサリーを含む)用品の販売は禁止されています。

⑫:公共のスペース(公園を含む)は、あくまでも健康目的の「散歩」など、「通行」までに留められ、ベンチなどに座るなどの「待機」あるいは「滞在」することは禁止されています。

⑬:教育機関での授業は「リモート」で行うことが原則(医療従事者の方々は、子供の通学が特別に認められ、各教育機関でカバープログラムが存在します。これは昼食などのケアも含めます)。

⑭:シニア大学やその他の生涯学習施設、娯楽場や交流施設は閉鎖。

⑮:陸路・空路・海路、全てのルートにおいて、原則、ポルトガル国民の入国・出国の禁止。海外からの帰国者(ポルトガル国籍を持つ者、外国人でも滞在許可証を持つ者も含む)に関し、出入国の目的を証明する必要があります(例:就労、病気の家族のケアなど)。

感染拡大を阻止するため、上記のような規制が敷かれたポルトガル。