スペインで大規模な暴動。原因は「表現の自由」と  「王室」

スペインで2日連続でデモが続いている。デモの発端はスペイン人ラッパーのパブロ・ハセル氏がスペイン警察当局からの出頭に応じず、禁固刑から逃れるため、2021年2月15日からスペインのカタルーニャ州にある大学で「籠城」していたが、警官隊により逮捕されたことによるもの。

罪状は王室への侮辱・不敬罪およびテロ行為美化罪であり、自身のツイッターの投稿や作曲した歌に対するもの。逮捕直後からバルセロナなどのカタルーニャ州の各地でデモや暴動が発生し、警官隊が出動し、事態の沈静化を図っていたが、その規模は今や首都マドリッドにも波及している。

ポルトガルのメディアも各局・各紙でこの状況を報じており、抗議する人々による投石行為(石畳から外した石など)や市内のゴミ箱や駐車しているバイクへの放火も発生し、現地報道によれば、怪我人は55人以上(その内警官隊に出た負傷者は25名)に達しており、    バルセロナの主要大通りは、警官隊とデモ隊による抗争が一時的に激化した。投石は市中の店舗や一般車両にも及んでいた。現地警察や市長も、平和的な行動を呼びかけている。

スペイン王室も世代交代を迎えたが、前国王のフアン・カルロス1世の不正資金スキャンダルなどをラッパーが政治的に風刺した曲調になっている。ソーシャルメディアの声としては、「釈放」を求める声、そして、「楽曲に対する検閲は許されるべきではない」との声が多い。スペイン政府としても、罪状による禁固刑9ヶ月という、罪の重さを改善する余地があるという姿勢を出しており、沈静化を図りたい狙いがあるとされている。

「今までどれだけ金を奪ってきたんだ?有事の時、必要な時には金がないと言うが・・・」といったフレーズから曲は始まる(前国王のインタビュー動画から動画は始まる)。

パブロ・ハセル氏の楽曲

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